名曲紹介13:Piano Man/ Billy Joel
今回ご紹介する名曲は「Piano Man/ Billy Joel」です。
1973年にリリースされたビリー・ジョエルにとっての最初のシングルになります。
4分の3拍子の本楽曲ではハーモニカがリフとして効果的に用いられており、同時期に流行っていたボブ・ディランの影響が多いにあるそうです。
では楽曲のコード進行を見ていきましょう。
まずはイントロは印象的なフレーズからはじまります。Dm7-Ddim7とお洒落な響きです。
バーのピアノ弾きのことを歌っている曲ですので、その世界に一気に引き込まれます。
そこからのコード進行はベースが下降していく心地良いコード進行が続きます。
ループ的なこの進行は、何処かに向かっているようで何処にも向かえていないこの歌の中の主人公を歌詞だけでなく、コード進行でも表現しているように思えます。
本楽曲は歌詞もとてつもなく素晴らしいので、まだご覧になったこと無い方はぜひ和訳も見てみてくださいね。
歌詞とアレンジ、コード進行が引き立てあって楽曲の世界観を表現している名曲中の名曲と言えるでしょう。
僕はこの曲でジントニックを初めて知って、飲んだ時感動しました。
今回も本楽曲をカバーしました。是非ご覧ください。
名曲紹介12:Let it Be / The Beatles
今回ご紹介する名曲はThe Beatlesの「Let it Be」です。
いわずと知れた名曲中の名曲です。ビートルズの後期である1970年にリリースされました。ポール・マッカートニーが単独で作詞作曲したことも広く知られています。
このシングルのリリース後、ポール・マッカトニーはビートルズから脱退宣言を発表し、事実上のビートルズのラストシングルとなります。
以下では楽曲の解説をします。コード進行をご覧ください。
シンプルなコード進行ですが、メジャーキーの中にも憂いのあるメロディで最高ですね。
Aメロの
I - V -Ⅵm -Ⅳ
は世界中のポップスで良く使われる進行です。
-Take On Me / A-Ha
-She Will Be Loved / Maroon 5
-スピッツ/ チェリー
などなどたくさんの名曲にも使われています。
シンプルなコード進行の中にもF6を巧みに入れたり、ビートルズらしいクレバーさも感じることができますね。この先100年後も名曲として聴かれ続けていくのでしょうね。
今回も本楽曲をカバーをしました。是非ご覧ください。
名曲紹介11:さよならCOLOR / SUPER BUTTER DOG
今回ご紹介する名曲は SUPER BUTTER DOG の「さよならCOLOR」です。
本楽曲は2001年にリリースされました。ファンクバンドであるSUPER BUTTER DOGですが、ボーカルの永積タカシ(現:ハナレグミ)さんの趣向が大きく反映されたバラード曲となっています。
この曲を聴いて感銘を受けた俳優の竹中直人さんが同名の映画を制作したことでも話題となりました。
さよならから、はじまることがたくさんあるんだよ
という切なく、普遍的な歌詞が多くの人の共感を産みました。
さっそく今回もコード進行の流れをみていきましょう。
オリジナルのキーはBですが、カポ4で演奏しているのでキーGで記載しています。
特に印象的な美しいイントロですが実際に演奏してみると運指的にとても演奏しやすく、素晴らしいアイディアが詰められていると思います。
コード進行としては洋楽的なシンプルな進行に感じられました。取り上げるとしたら、Aメロ後半の、
A7 → Dのセカンダリー・ドミナントを用いた進行でしょうか。
ボーカルの永積さんはリズム感が素晴らしく、今回の楽曲のようなシンプルなコード進行の方が良さが更に際立つのだろうなと個人的には感じています。
今回も演奏してみましたのでぜひご覧くださいませ。
名曲紹介10:Happy Xmas (War Is Over) / John Lennon
今回ご紹介する名曲はジョン・レノンの「Happy Xmas (War Is Over)」です。
本楽曲は1971年にリリースされ、現在ではクリスマスソングの定番として日本でも人気です。僕も大好きなクリスマスソングのひとつです。
全ての人に向けて、戦争を止めてクリスマスと新年を迎えようというジョン・レノンらしい平和へのメッセージが込められています。
さっそくコード進行をみていきましょう。
この楽曲は、AメロではAキー、BメロではDキー、サビではGキーといったように
パートごとにキーが転調していきます。ただし、スムーズに転調が行われており聴いている側としては自然に聞こえます。
またA →A9→ Asus4→ A といったコードの内声を動かすテクニックは非常にジョンらしい手法と言えますね。
今回もカバーをしてみましたので是非ご覧ください。
名曲紹介09:灯り / ストレイテナー×秦基博
今回ご紹介するの名曲は「灯り/ストレイテナー×秦基博」です。
2017年にリリースされた本楽曲は、バンドの結成20周年を記念して、ストレイテナーから秦基博さんへオファーしたことからコラボレーションが生まれました。
作詞・作曲もストレイテナーのソングライター、ホリエアツシさんと秦基博さんの共同作業で行われたそうです。バンドのかっこよさと、秦さんらしいメロディアスなソングライティングが見事にマッチした名曲が出来上がっています。
今回もコード進行を書き起こしました。
キーは GでBメロではキーCに転調します。
特にBメロのAがKey Aからのセカンダリー・ドミナントとなっており、とても良い味を出しています。
6/8拍子の本楽曲は牧歌的な雰囲気も感じられ、クリスマスソングらしさも上手く表現されていますね。
今回もカバーをしてみましたので是非ご覧ください。
名曲紹介08:Something / The Beatles
今回ご紹介するのは「Something / The Beatles」です。
The Beatlesのギタリスト、ジョージ・ハリソンの作曲で、リードボーカルも彼が担当しています。本楽曲は1969年にリリースされました。
コード進行は以下です。
キーはCですが、Chorusパートでは短3度下のAに転調しています。
Verseパートの
Am→AmM7→Am7
というコードの内声を動かす流れがとても美しいです。
Chorusパートでもベースが下降していく流れがとても美しく表現されています。
また楽曲のテンポもパートごとに変化しており、Intro、Verseは約130、Chorusパートは140ほどになっています。
シンプルなように見せて、裏には緻密なテクニックが用いられてる現代に聴いても、色褪せることの無い名曲ですね。
今回もカバー動画を作りました。是非ご覧いただければ嬉しいです。
名曲紹介07:Roses / Shawn Mendes
今回は「Roses / Shawn Mendes」をご紹介します。
カナダの若手シンガーソングライター Shawn Mendes。現在21歳と若いですが、渋いとても良い声です 。
本楽曲はシンプルな構成ですが、その分、歌の譜割りが細かく、現代的なアプローチを感じます。作曲者に本人と連名で、Kid Harpoon、Tobias Jesso Jr.とありますので、先輩ミュージシャンのサポートを受けながら作曲したのではないでしょうか。
今回の楽曲のコード進行はこちらです。
キーCの理解しやすい作りですが、単純な繰り返しにせず、C/E が良い拡がりを演出しています。作曲のテクニックとして非常に取り入れやすいですね。
今回も自分で弾き語ってみましたので是非ご覧くださいませ。